天を師とす 最上の人は天を師とし、第二等の人は立派な人を師とし、第三等の人は経典を師とする。

*天につかうる心 『人を相手にせず、天を相手にせよ、天を相手にして己を尽くして人をとがめず、我がまことの足らざるを訪ねるべし』

*天道は漸をもってめぐる 万物が流転するには、動かすことの出来ない速度がある、これに逆らうとなるものもならない。「急いては事を仕損じる」ということにも通じる。また「期を熟するを待つ」心がまえは、成功の秘訣。

*発憤 「俺はなれる」と思うか、「俺はとてもなれない」と思うかが人生の一生の分かれ道である。

*学は立志より 学問をするには、目標を立てて、心を奮い立てることより肝要な事はない。しかし、心を奮い立たせることも外から矯正すべきものではない。ただ、己の本心の好みに従うばかりである。

 <物事を成就するには、立志だけでは駄目である。まず志を立てる。これは発心である。次は実行に踏み出す。これは決心である。これだけでは未だ駄目で、これを成功するまで継続しなければならない。これを持続心という>

*立志の功 志を立てて実績をあげるには、恥を知ることが肝要である。

*自ずから考察すべし 天命を知ることは大変難しいことである。「自分は生きているのではない。生かされているのだ」ということを悟ること、これが分かれば立派な人である。

*上杉謙信の遺訓
 1心にものなきときは体豊かなり
 2心に慢心あるときは愛敬を失う
 3心に欲無き時は義理を行う
 4心に私無き時は疑うことなし
 5心に怒り無き時言葉柔らかなリ
 6心に勇あるときは悔いることなし

7心に堪忍あるときは事を調す
8心に貪り亡きときは人に諂わず
9心に迷いなきときは人を咎めず
10心に誤り無き時は人を恐れず
11心に曇りなきときは静かなリ
12心に驕り無き時は人を敬う

黒住宗忠の歌
   「立ち向かう、人の心は、鏡なり、己が姿を、移してやみん」

*事業をする場合 自分の力量を知る。対手の実力を知る。時勢を知る。場所の良し悪しを知る。

*大志と遠慮 志あるものは、小さな事柄も粗末にしないで勤めに励み、遠大な考えを持っている者は、些細なこともゆるがせにしない。

*多忙 今時に人は口癖のように忙しいという。しかし、実際に必要なことをしているのは十のうち1か2である。そして、このつまらない仕事を必要な仕事と思っている。志の有る者は、こんな穴に入り込んではいけない。

*立志 志を立て、これを求めれば、例え薪を運び、水運びをしても、そこに学問の道はあって、真理を自得することが出来る。まして書物を読み、物事の道理を窮めようとするからには、目的をたっせないはずがない。

少年と老年の心得
  若いときは、経験を積んだ人のように、充分に考え、手落ちの無い様に工夫するが良い。年をとってからは、若者の意気と気力を失わないようにするが良い。

1 寛大な度量があって人を受け入れるは、美徳である。その場合悪を入れてはならない。
2 他人の言う事は一応、聞き入れてから良し悪しを選択すべきである。始めから断ってはいけない。また、しっかりした自分の考えがなければならない。
3 人を受け入れる雅量があって、始めて人の欠点を責める資格がある。反対に、雅量のない人に責められても、人は受け付けない。

*人相 人の心が外に現れるところは、言葉と顔色である。その人の言う言葉を推察して、顔色を見れば、その人が馬鹿か利巧か分かる。けして隠すことは出来ないものである。

*富貴は春夏の如し 金持ちとか身分が貴いとかは、春夏の気候のようなもので人の心を溶かす。即ち怠けさせる。貧乏や身分が低いとかは、秋、冬の気候のようで人の心を引き締める。
 
人は富貴にあってはその志を薄弱にし、貧せんにあっては、その志を堅固にする

*知分と知足 自分自身を知れば、望外な事は望めず、また自分の天分を自覚すれば、現状で満足することを知る。 「足りるを知る者が、本当に富んでいる者だ」

*後悔と過ち 過去の非を後悔する人はあるが、現在していることの過ちを改める人は少ない。
 現在の非を改めることが大切で意味があるものだ。

*得意時の注意 思いが叶った時こそ、一歩下がる工夫をすべきである。尊貴を極めたものは、退歩を考えておかないと必ず廃滅の悔いがある。
  

*実際に学ぶ 山に登り、或いは川を渡り、海に船出し、時には遠き旅をし、時には野宿をし眠れない時もあり、食べ物がなくてひもじい思いをしたり、時には寒さにあって、衣類の用意が無かったりする事がある。これらのことは心身の鍛練になり、また人情の機微に触れたり、大いに役立つ。
  
これに比べると、何事もしないで、明るい窓辺で、綺麗な机に座って、何不自由ない生活の中で実際の力をつけることは少ないであろう。

*聞き上手 人と話す際には、相手の長所を話させるが良い。自分に益するところがある。

:今、施しをしない人は、未来はは極めて貧なる
:この世は前世の種次第、未来はこの世の種次第
:富貴に大小あるは、蒔く種に大小あり
:施し多ければ、果報も多し
「過去の自分が現在の自分を創り、現在の自分が将来の自分を作る」
「人生は芝居の如し、上手な役者が乞食にもなれば、大根役者が殿様にもなる。とかく、人生を余り重く見ず、捨て身になって何事も一応になすべし」

*為すべき事を避けるな 何事も自分の本文とし、やらなければならないことは、敢然とこれをやり、避けてはいけない。やらなくても良いことをした場合は必ず自分から問題をお越すものだ。

*上に立つ者の心得 聡く明らかに物事を洞察し、しかも、重々しく穏やかであり、その態度は威厳があって、しかも、へりくだって、わだかまりがない。

*後世の毀誉 現世で悪く言われようが褒められようが畏れるに足りない。わが身の得失、利害は心配するにあたらないが、子孫に及ぼす影響は考えておかなければならない。 

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